先日読売新聞にノーベル賞をとった天野浩教授のコラムがあった。
教授の若かりし頃のエピソードに触れ研究するものの、
子弟間でのコミュニケーションの大切さなどが書かれていた。
生徒とのコミュニケーションはとても大切だ。
わからないことをしっかり伝えてくれたら、こんなにやりやすいことはないからだ。
実際問題がわからなくても、戻るのか、そのまま進むのかは、
TPOです。
こうやってごはん食べながらしゃべってくる子もいるし、
休憩中にからんでくる生徒もいる。
一人の中3生は、それがだんだんできてきた。
授業中にも自分を出すことができてきた。
僕らのやり方が正しいわけではなかったと、
心の底から思うが、彼はしっかりついてきてくれた。
だんだん僕らの指導も熱が入ってくる。
いいスパイラルになっていくわけです。
教授が窒化ガリウムの研究で成果が出始めたころ、
研究発表に来てくれた人は何と一人だったようです。
僕らのセミナーは今回10名参加してくれた。
むしろ誇りに思っていい数字かもしれない。
人数が少ないのに、わざわざホールを借りることにやや抵抗がありました。
「恥ずかしい」という感情です。
中2の国語の教科書には「野生のライオンは仮に失敗しても恥ずかしいとは思わない」
とありました。
「恥じらい」は人間にとって必要な感情ですが、挑戦者には不必要なのかもしれません。